皆さんこんにちは。石川彰です。
風邪は精神がたるんでいるから引く
風邪は精神がたるんでいるから引く。長い間そう信じていました。いや今でも・・
それにはこんなことがあったからです。
それは今から50年ほど前、学生時代の箱根駅伝の練習の時のことです。
忘れもしない12月中頃の、小雨が雪に変わりそうな、寒い日の夕方の事でした。
箱根駅伝を2週間後に控え、我々は神宮外苑をひたすら走っていた時のことです。
雨は次第に強くなり、寒さも増してきました。あたりは薄暗く、車や人影も少なく、鉛のような空が覆いかぶさっていたように記憶しています。
あの一言で全員風邪を引かなくて済んだように思う
ある一人が「寒いなあ、もう今日は練習やめたいなあ・・」とつぶやきました。
この言葉を聞いて、多くの仲間は、もう練習辞めたい、早く帰りたい、と誰もが思ったことと思います。
その時、鬼より怖いキャップテンから怒声が響きました。
「お前ら、そんな気持ちでいたら、全員風邪を引くぞ。」
この声にみんな鳥肌が立つくらい緊張したことを今でも覚えています。
その時、 風邪ってこんな時引くんだ、・・・と思ったものでした。
それ以来、風邪って心がたるんでいるから引く・・・と信じていました。
しかし、最近2年おきくらいに風邪を引く自分を見ると、
いや、これは歳のせいだ、・・と言い聞かせています。