皆さんこんにちは。石川彰です。
箱根駅伝も青山学院の3連覇で終わりました。
今年もマスコミの過熱報道はすごかったですね。
日テレにしてみれば、あくまで視聴率を稼ぎたいので、仕方がないのかも知れないのですが、・・・・。
私はこの過熱報道が、日本でオリンピックのマラソン選手が育たない原因の一つのような気がしてなりません。
と言いますのは、この過熱報道に、大学生で長距離の選手は、誰でも箱根駅伝を走りたいと思います。
それはそれで悪いこととは思いませんが、箱根駅伝さえ走れれば良い、箱根駅伝が、最終目標になってしまうのではないかと懸念してしまうのです。
箱根駅伝の創設者である金栗四三と言う人は、あくまでも世界で戦える選手の育成が箱根駅伝の目標でした。
また幻のオリンピックと言われたモスクワ大会は、アメリカの要請で、日本は参加を見送ってしまいましたが、もしマラソンに出ていたら、瀬古と宗兄弟で、金、銀、銅、のメタルを独占していただろうと言われていました。
(私もそう信じる位、当時この3人は世界でも強かったです。)
ところが、ここ数年の間に、アフリカの選手を中心に遥か彼方の、手が届かないレベルまで達してしまいました。
選手には、箱根駅伝で満足することなく、ぜひ世界に羽ばたいてほしいと思っています。